最近、私たちが注目しているのは、信頼性の高い(キャリアグレードまで)クラウドの構築にあるようですが、パートナーと協力しているもう1つの分野は、モノのインターネット(IoT)の概念です。これは、クラウドの場合と同様に、IT運用に変革をもたらす魅力的な分野です。しかし、私がこのことを人に話すと、彼らは私を少しおかしく見て、「あなたはモバイルデバイスを作っていない」と言うことがよくあります。あなたは大きなサーバーを作ります。IoT と何の関係があるんですか?」

まあ、結局のところ、それは多いです。

最近の IoT の関心のほとんどは、そのデータを伝送するエンドポイントとネットワークに向けられています。確かにそれは大したことですが、実際には IoT アーキテクチャをサポートするレイヤーは多数あります。「IoTリファレンスアーキテクチャ」をグーグルで検索すると、これらのレイヤーを定義する美しい写真がたくさん表示されます。定義はベンダーによって異なりますが、大まかに言うと、レイヤーは次のとおりです。

  1. デバイス (別名モノ) —これらは業務における特定のエンドポイントであり、自動運転車から、倉庫のパレットにあるセキュリティドングル、Apple Watchまで、何でもかまいません。
  2. アクセスネットワーク— これは、デバイスが最初のアクセスポイントに到達するために使用するネットワーク層です。
  3. コントロールレイヤー— これは多くのテクノロジーを含む可能性があるため、おそらく最も定義が緩いレイヤーです。エッジ、データセンター、またはクラウドに導入でき、幅広いアプリケーションをサポートできます。
  4. バックエンドサービス— データ分析や集約、チャージバック、その他の一元化されたサービスでアクションが発生する可能性が高いのはここです

さて、バックエンドサービスレイヤーは、信頼性が高く他のレイヤーでも利用できるような方法で IT チームによって管理される可能性が高いと考えて間違いありません。ただし、制御レイヤーはまったく別の問題になる可能性があるため、そのレイヤーの信頼性について考える必要があります。信頼性が非常に重要である理由は、思っているほど単純ではないかもしれませんが、IoT では、実際のアクションはコントロールレイヤーにあります。従来のアプリケーションアーキテクチャは、エンドシステム(通常はラップトップやタブレットなどの人が主導するデバイス)にリアルタイムのサポートを提供するために、バックエンドサービスに大きく依存していました。ただし、IoT の世界では、コントロールレイヤーのリアルタイムアクティビティの方がはるかに多くなります。

制御層に含まれるアプリケーションには以下が含まれます。

  1. プロセス制御アプリケーション—これらのデバイス自体にはすべてある程度の自動化が施され、その自動化の実際の実施は制御層で計画、伝達、場合によっては監視されます。
  2. コンプライアンスアプリケーション—一部のIoT環境は、ある時点で規制または監査されます。デバイスはデータをコントロールレイヤーに渡し、分析のためにバックエンドサービスにさらに送信される場合と送信されない場合があります。ただし、ネットワークやその他のビジネス上の理由から、よりローカライズされたコンプライアンスソリューションの必要性が依然としてよく見られます。
  3. メッセージングアプリケーション—データを保存したり、デバイスをローカルで管理したりしていなくても、エッジをコアに接続するために何らかのセキュリティまたはメッセージングゲートウェイが必要になる場合があります。

つまり、コントロールレイヤーはまさに IoT の縁の下の力持ちなのです。データセンターでは、これを他のバックエンドサービスとひとまとめにしているだけかもしれません。ただし、コントロールレイヤーが従来のデータセンター(Stratus ではエッジと呼んでいます)の外部にあるケースは多くあります。エッジでは、信頼性だけでは不十分です。また、エッジではITスキルが不足しているため、シンプルさも必要です。また、これらのマシンはデータセンターシステムよりもずっと長くその場にとどまる傾向があるため、寿命も必要になります。

著者画像

関連記事

Server aisle

専門家にご相談ください
Penguin Solutions

Penguinのチームは、高性能で可用性の高いHPCおよびAI エンタープライズソリューションの設計、構築、導入、管理を行い、お客様が画期的なイノベーションを実現できるよう支援しています。

今すぐお問い合わせいただき、インフラストラクチャソリューションプロジェクトのニーズについてご相談ください。

話そう